まずこれを見ていただきたい。
私が大好きなシェーンヴァンボーニング様の10ボールのブレイクスローです。
皆さんはこの動画を見て何を感じますか?
私は何点も見るところがあります。
まずは後ろの帽子かぶったひげの観客。
『?武藤か?』
これくらい細かいことまで見えなければ私に見てるものは見えません!
ブレイクして1番に当たるまでにワンバウンドしてます。
低空ジャンプの状態です。
ワンバウンドして上がりかけにがげに1番に当たり自分側に跳ね返りフォロー回転でテーブルに着地させ戻った勢いと回転を相殺させ手球をコントロールして手球を止める。
このように10ボールのブレイクしてるんですね。
って事はこのタイプのブレイクはバウンドの高さと距離と1番の当たりどころを計算して力加減してるのではないでしょうか。
ブレイクの力加減です。
ブレイクってやっぱり強く1番に当てたいので自分が出来うる力を全開使って撞くと思うんです。
これは力一杯なんで力加減ではないですよね。
皆さんはブレイクで力加減する発想ってありますか?
考えてみれば全てのショットでいろんな力加減をするのにブレイクだけただ目一杯撞くって少し違和感ありませんか?
普通のショットの力加減の範囲ってありますよね。
これ以上の力で撞いたら確率が下がるから抑えるとか、ひねりでカバーするとか。
この考え方をブレイクにも当てはめて考えると自分の出来る範囲ってのがあると思うんです。
それをこした力加減でブレイクした時に手球飛び出しとか、芯を食わないとか、問題が発生するのではないでしょうか。
逆に自分がコントロール出来うる最大の力でブレイクした時って目一杯の力でブレイクした時より当たりもよく、散りも良い事がありません?
それって実はGOODブレイクなのではないのでしょうか。
1球だけ目一杯キューをふるって動作は出来るのですがそのベクトルが手球にどれくらいの伝わるのかは比例しないと思います。
でも出来るだけベクトルを外さないような力加減での最大限のスピードでブレイクすると当たりも良く球は散るのではないのでしょうか。
試す価値はありそうです。
そこで注意しないといけないのは手球に入るキューの角度と力加減の関係です。
手球に入るキュー角度が鋭角で力が強いと手球は跳ねすぎます。
逆にキューが鈍角に手球に入っても力が弱いとバウンドしません。
ではどうすれば良いのか。
この話の正解は個々にあると思います。
何故ならブレイクだけは個々の思う力加減とブレイクのキュー角度の解釈は違うからです。
このさじ加減は練習の積み重ねで自分のものにしなければなりません。
ブレイク時の構え撞点と実撞点の違を考え、ブレイクの時のキュー角度を優先してその後に自分なりの力加減を調整するのが近道かと思います。
そこでもう一度動画を見てください。
ワンバウンドしてショートバウンドでいい感じで1番にヒットしてます。
これがブレイクの全てではありません。
ですがこれも一つの方法です。
ビリヤードは“こうしておけば間違いない”って方法は一つではないのです。
ケースバイケースでいいろいろな方法があります。
引き出しは多い方が良いと思います。(方法が沢山あって迷うって話もありますが)
今回の方法も試してみて考える価値ありそうです。
是非皆さんもブレイクの力加減と手球の軌道、バウンドを意識して練習してみてください。
何か違うのもが見えてくるかもしれませんよ(^^)
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