自分より上級者と撞く意味

 

昔から言われている事なんですが『上手くなりたかったら自分より上級者と撞け』って話。

 

 

よく耳にしますが本当にその意味がわかってる人はどれくらいいるのでしょう?

 

 

今回はその意味について私の思う事を書きます。

 

 

まず一つ目は『危機感を持って撞く』です。

 

 

なぜ危機感なのか。

 

 

自分より上級者と撞くと圧倒的に出番(自分が撞く)が少なくなるからです。

 

 

出番が少ないってことはそれだけチャンスも少なくなり勝ちにも繋がりにくくなります。

 

 

少ないチャンスを生かす為に何をしたらいいか。

 

 

とにかく出番が来たら攻めます。

 

 

しかし自分が外したらまた相手に出番が回る、そしたらまた回ってこない、だから失敗出来ない、そんな精神状態でのプレッシャー、緊張感、穴前の球まで失敗しそうな気持になります。

 

 

例えその状況で1個入れたとしてもネクストまで頭が回らない、また難球、難球、その連続ではどんどん確率が下がりミスをしてしまいます、しかもそのミスが命取り。

 

 

そんな状態で自分には何が出来るのかを経験出来ます。

 

 

このプレッシャーや緊張感は試合の時の状態の酷似してます。

 

 

これこそが危機感です。

 

 

上級者と撞くとここを克服するチャンスが生まれます。

 

 

二つ目。

 

 

上に書いた通り上級者と撞くと出番がきません。

 

 

座ってるしかありません。

 

 

その時何を考えて待ってますか?

 

 

二つ目は『自分の出番がない時は上級者の球を見て盗む』です。

 

 

自分がキューを持ってるんですから撞きたいのは当たり前のこと。

 

 

ですが出番がなかなかこない時は上級者の球を見る。

 

 

上級者は当たり前の事を当たり前にやってます。

 

 

ただ淡々と川の流れのように。

 

 

一見詰まらない当たり前の球に見えますがそこにはいろいろなものが詰まってます。

 

 

配置を見て難球や出しの嫌らしい配置を確認し即座にリスクマネージメント、攻め所、引き所を考え初球に入ります。

 

 

自分が撞けない時は見るしかないのでそこから学ぶ気持を持って見る。

 

 

特に攻める時と守る時の切り替え、そしてセーフティの形をよく見る事。

 

 

これも上級者相手じゃないとかなわない事です。

 

 

三つ目。

 

 

『自分の実力がわかる』という事。

 

 

自分の実力は自分ではなかなか判断出来ないものです。

 

 

普段なんのプレッシャーも感じない中で相撞きしてる時や一人で球を転がしてる時はそこそこ何でも出来ちゃうもので自分が上手になったと勘違いしてしまいますが、それはやっぱり勘違いなんです。

 

 

同じ配置でもプレッシャーを感じながら緊張して撞くと一人でやってたようには出来ません。

 

 

『あれ〜?』

 

 

なんて思ったりしますが見てるこちらは目を背けたいです。

 

 

自分の力が思うように発揮出来ても試合に勝てるとは限りません。

 

 

逆に溺れそうになりながら撞いて方が良い球を撞けたりします。

 

 

自分が窮地にある時に出来る事が自分の実力です。

 

 

その為には自分を窮地に追い込む必要があります。

 

 

手っ取り早いのは自分より上級者と撞く事。

 

 

その状態での自分のビリヤードが自分の実力です。

 

 

調子良く撞けてる時が自分の実力ではありません。

 

 

四苦八苦してビリヤードしてる時が自分の実力です。

 

 

『自分より上級者と撞く意味』とは

 

 

1 危機感を持って撞く

2 球を見て盗む

3 自分に実力がわかる

 

 

私が思うにこの三点。

 

 

でも常に『上級者と撞け』って意味じゃないですよ(^^;

 

 

誰と撞いてもこの三点を意識する事で今までとは違う観点でビリヤードが出来るのではないのでしょうか。

 

 

キューを握ってる限り無駄な時間はありません。

 

 

失敗も成功も試行錯誤も自分が前に進もうと思うことで全てをプラスに変えられます。

 

 

いつも書きますが全ては自分次第です。

 

 

自分に期待して自分を裏切らないようにキューを握ってください。

 

 

その意識があなたを変えます。

 

 

そしたらあなたのビリヤードが変わります。

 

 

今回もブログを読んでいただきありがとうございました。

 

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